アラマークの自社洗濯工場
写真:静岡工場
当社が運営する自社3工場は、ユニフォームレンタル先進国であるアメリカのシステムを採用した、ユニフォーム専用の洗濯工場です。ランドリー方式による工業用高温洗濯と、日本独自のニーズに配慮した当社専用洗濯プログラムにより、高品質なクリーニングを提供しています。ISO9001、ISO14001認証取得工場として、お客さまに満足いただける品質の維持と、環境に配慮した工場運営に日々努めています。
自社工場ネットワーク
- 足利工場(栃木県足利市)
- 静岡工場(静岡県磐田市)
- 関西工場(滋賀県草津市)
ユニフォーム洗濯プロセス
2. 洗濯・脱水
洗濯工程では50㎏から200㎏の処理能力を持つ洗濯機を使用しバッチ式による処理を行います。洗濯工程においてポイントとなる機械力、洗剤力、時間、水温、水質などに考慮し、着心地の良さとユニフォーム品質の維持を実現します。 動画を大きな画面で表示する
衛生管理について
構内で作業を行う従業員は、専用のユニフォーム・作業靴を着用し、粘着ローラーによる異物除去、手指消毒剤を用いた手洗い、体調不良者の入場制限や、負傷(手指のケガなど軽微なもの)に関する事前申告など健康管理などを徹底しています。また、構内持込み禁止品(装飾品、飲食物、薬など)についてもルールを設けています。
構内・設備については、日常清掃・定期清掃などを日々実施し、常に衛生的な作業環境を保っています。さまざまな視点での衛生管理を行うことで、お客さまに安全・安心してご着用頂けるユニフォームを提供しています。
品質管理について
衛生的で安全・安心なユニフォームをお客様にご着用いただけるよう、 生産と設備保守にかかわる専門の部署が 品質・衛生管理の取り組みを行っております。また、お客様からいただいた様々な改善要望を基に、工場運営を行っています。
ランドリーシステム
米国アラマーク社のノウハウを基に、素材や服種、汚れの質など、日本独自のニーズに配慮した約20種類の当社専用洗濯プログラム(フォーミュラー)を設定。水に対して耐久性があるユニフォームを、界面活性剤・高アルカリ助剤を中心に塩素系、及び酸素系の漂白剤などを組み合わせ、温水(約50℃~70℃)で洗濯します。
洗剤自動投入システム
素材や服種、汚れの質と洗濯重量を基にプログラム化されたシステムにより、使用する洗剤はコンピューター制御により洗濯機に自動投入されます。投入するタイミング、量は最適化されており、安定した品質の仕上がりが可能です。
ユニフォームの品質維持
着用中や洗濯工程で修理が必要と判断されたユニフォームは、工場内の修理部門において適切な修理を施します。作業熟練者によるメンテナンスにより、常に機能と品質を満たすユニフォームをお届けします。
設備・品質の定期的なモニタリング
洗濯設備、洗濯水質、排水水質、菌、白度などのモニタリング項目に対し、自主検査や外部機関によるチェック・評価・測定を行っております。ISO9001のプロセスに準じた、品質の継続的な改善に取り組んでいます。
環境対策について
自社工場では、適切な品質管理に努めると共に、環境対策にも配慮しています。ランドリー方式採用の洗濯工程においては、テトラクロロエチレン等の有害大気汚染物質は使用していません。洗濯排水は廃水処理装置により物理的・科学的・生物化学的に処理され、規定水質基準を満たしております。環境保全に配慮した洗濯を行っています。又、熱交換器を用いた排熱エネルギーの再利用により、地球温暖化防止などに努めています。
排水処理
洗濯で使用された排水は、物理的・科学的処理方法及び、生物化学的処理により浄化され、排水基準を満たした水質にします。
熱交換
洗濯設備の稼働により発生した排熱を効率的に利用し、新たなエネルギーを生み出し、他の設備へ転用します。
自社3工場の生産スペック
最大処理可能点数
21万着/日
自社3工場では1日平均16万着のユニフォームを洗濯しています。また、最大処理可能点数は21万着です。
ガス使用量
4900㎥/日
一世帯平均の使用量約4,900件に相当する使用量です(東京ガス管轄世帯平均32m³/月=約1m³/日換算)
水使用量
1160t/日
25メートルプール約2.75杯分に相当する排出量です(25m×12.5m×1.35mプールの使用量422t換算)